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「なにやってるんだよ」
少女、本日二度目の涙。
「あんまりかわいいから、つい驚かしたくなっちゃったんだよー。仕方ないでしょ?ごめんね、ほら泣かないでっ」
「……ばか。」
「へ?何?」
一瞬アリザもぼくも女の子がいっていることが理解できなかった。
「ばかギツネ。」
「ばかギツネ…って私のこと?!むきゃーっ、このチビ!よく言ったわね!」
「ほんとのことだもん。」
「ねえナツメ聞いた!?そこんじょらのガキと一緒じゃないの!絶っっ対にラーメン作ってなんかあげないよーだ」
「そんなことで怒るなって。もとはアリザが悪いだろ。」
「知らない。」
数十分前にも聞いたようなセリフを言う。
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