第1章

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「あぁ、もうそんな頃なのかい」 窓に映る桜の木が、月明かりに照らされている。 「そんな顔をしないで」 その月明かりを背に、青年は病室のベッドからこちらを見て微笑んでいる。 「---いいよ」 その首に、手をかけた。
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