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私、妄想ほどではないにせよ、よく数学の事を考えたりします。
単純に数学が好きな高校生だったのです。
しかし、文系野郎だったので数Ⅱ、数Bレベルしか理解できてません。
なんかよく分からないのですが、今の高校生は「行列」習わないらしいですね。
ちなみに私、どんなに勉強(独学)しても「行列」は理解できませんでした。
分かる人は分かるんだと思うのですが、何故行列の掛け算はあんなやり方になるんですか?
暗記しようとしてもできないので、その理屈をネットで散々調べたのですがさっぱり理解できません。
前章で登場した星新一の作品の中に「数学の才能」と言う話があります(タイトルが正確かどうか自信がないのですが)。
その中で、
人にはどうしても理解できないものがある。数学があるレベルまでいくと理解できない人には全く理解できないようなものだ。
といったような文章があるのですが(原文そのままではありません。私の朧げな記憶を文章化したものです)、すごく納得しました。
世の中には、xとかyとかaとか使った方程式の時点で理解できない方もいるらしいです。
私はその方の気持ちが分かります。
数学っていくら勉強しても、どうしても理解できない壁みたいなものが存在しているからです。
尤も、本当に数学の才能がある方にとっては、そんな壁など存在しないのでしょうけれど。
一定以上は理解できないものの、数学の面白さに気付いて二十年近く経ちますが、本当に数学が面白い、役に立つと感じたのは社会人になってからです。
当時、仕事でExcelをよく使っていたのですが、データ管理やグラフ、表作成に於いて関数(Excelでの)を多用したり、時にはマクロ組んだりして面倒な仕事を楽にしようとしていました。
最初はIF関数の使い方すら知らなかったのですが、勉強していくにつれ、数学の考え方を使えばいろんな関数を組み合わせて、より多くの処理が一瞬で可能になる。
のみならず、マクロを組むにあたって、数学的な思考が当然の如く必要になる。
数学が分かれば、Excelをより使いこなせる事に気付きました。
結局の所、数学を学ぶ一番の動機づけは、
仕事を楽にしたい
と言うことでした。
つまり、私は面倒臭がりなんです。
面倒くさいことは嫌いです。
人間関係も面倒くさいです。
だから、人付き合いは嫌いです。
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