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「今年は、初日の出、こんな雪に隠れちゃって、見られなくて残念だったね。せっかく旅行に来たのに、外にも出られないし…。」
「え?なに…?今この小説面白いところなの。邪魔しないで。」
「なんだよ。せめて二人っきりなんだから、楽しく会話でもしようって思ったんじゃんか!」
「しー、今ね、ここ、主人公の女の子と恋人がね。
大晦日から旅行に来たのに、雪で初日の出見れないって話で…。
続き気にならない?」
「…続きはどうなるんだい?」
「あのね。その恋人がね、
“あの雪雲の向こうの空平線のどこかでは今頃、綺麗な初日の出が見えているんだ。それをいっしょに想い描こう。”
って言ってくれるの。
それでね、ふふ、
あとはお楽しみ!」
「雪雲の向こう空平線のどこかでは今頃さ、綺麗な初日の出が見えてるんだ。それをさ、いっしょに…。」
という初夢を見たんだけど、君と続きを見たいな。
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