1人が本棚に入れています
本棚に追加
*
「はあ、食った、食った。」
と健太
「取り合えず、提案があるのですが。」
と洋介
「アリバイがある人とない人で住む所を分けませんか。」
「どういう事?」
「ペンションが3つある中で1つ目にアリバイがある人、2つ目にアリバイがない人3つ目に我々が住むと言う事にしたら。」
『そうしよう。』
そこに関しては全員一致だった。
そんな訳でその日、警官達は真ん中のペンションに泊まった。
翌朝、
「ふぁ?ぁ?ぁ?おはようってまだ誰もいないか」
光義が起きたときまだ誰も起きていなかった。
「この間にやっちゃうか。」
しばらくして。
「ふぁ?ぁ?ぁ?おはよう。」
二番目に起きて来たのは洋介だ。
「光義さん早いなあ。」
またしばらくして。
「ふぁ?ぁ?ぁ?おはよう」
健太が起きたとき…全員起きていた。
お遅うの間違いではと思う洋介。(同意見の作者。)
その時。
「大変です!大変です!!大変です!!!」
「どうした!!!!」
「人が倒れています!!!!!」
*
「被害者は黒太大助さん43歳、死因は首を絞められて窒息死、発見者は竹前義男さん、事件はアリバイ有りのほうで起きました。」
アリバイ有りのほうが怪しいなと洋介は思った。
8時間後にもう一人殺されるまでは。
*
「確か被害者はアリバイ無しの方だったよな。」
と洋介。
「犯人は警官かも。」
「おい!俺…」「でも動機が無いわ。」
健太をさえぎって光義が言った。
「たしかにそうだ、とすると犯人はどうやって移動を?」
このペンションは珍しい構造で、内側からも外側からも鍵が無いと開かない。
「ダクトを使ったとか。」
と光義。
その時
「ご飯の時間です。」
とオーナーの声が聞こえた。
それを聞いた瞬間、洋介は閃いた。
最初のコメントを投稿しよう!