第1章

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俺は自分の会社に、誇りを持っていた。 あの時までは、                * X012年12月8日午前11時28分 元啓康則の勤めるコンビナートでは大火災が起こっていた。 「緊急消火装置は?」 「コードが焼き切れて作動しません!」 「耐火コードだろ!そんな馬鹿なことあるか!」 「本当です!」 その瞬間、電気がきえた。 「・・・ウソだろ、この程度の火災で停電するなんて・・・」 その直後、康則は倒れた。 火災で発生した有毒ガスが部屋の中に入って来たのだ。                * 康則が就職した石油会社は事故対策の徹底を謳っていた。 所が、実際にはいともたやすく火災が発生し、焼けないはずのコードが焼け、停電しないはずが停電し、発生しないはずの有毒ガスが発生したのだ。 これによってそこにいた職員は全員死亡した。 だが、その少し後、 死んだはずの康則が起き上がったところから今回の事件が始まった。 康則は死んだ同僚達の前で嘆き悲しんだ。 そして、その少し後、康則は決意した。 自分たちを騙して、殺した会社に復讐しようと。 康則は、コンビナートの炎を全て吸収した。                * 皆さんお待たせしました!主人公の大野雷子です! 開始から約20行も姿を見せなかったので安否を気遣ってくれてる方もいるかもしれませんが私は元気です。 え?初対面? なら一応自己紹介しときます。 私は19歳で去年まで緑高校3年生で、現在は浪人です。 どうやら、高校3年間を恋愛に使ってしまったのが一番の問題らしい・・・ 現在は未知専門事務所でバイトしてます。 この事務所は主に、怪奇現象の調査(と言うより、ゴーストバスターズと言った方がしっくりくる)をしている事務所です。 私は新人ながら、幽霊をすでに2、3匹捕まえていて事務所の中でも重宝がられています。 なぜ新人にこんなことが可能かと言うと実は特殊な能力を持っているわけです。 1つ目 私は幽霊を見ることも(これができる人はまあまあいる。)触ることも(これはできる人は中々いないぞ)攻撃することも(これができる人は恐らく私一人)できるわけです。 2つ目 私は人間の限界をはるかに超えた身体能力を持っております。(もし、オリンピックのあらゆる武道のチャンピオンが束になってかかって来ても絶対に私には勝てない。 3つ目 私は体内のエネルギーを弾にして撃つことができます。
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