告白

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「いつまで泣いてんだよボケ。ほら、家だぞ」  そのまま蹴り入れる勢いで玄関に投げ捨てる。が、今日のところは手厚くしておこう。  靴を脱がせて家の中へ入れて、ベッドに転がす。 「……何だよ、珍しいな。いつもは玄関に転がして終わりなのに」  涙声で言われる。覚えていないと思ったがよく覚えているものだ。 「今日のところは、だ。次からはいつもの扱いだ」 「ふん、いいのか? いつ振られるかわからないんだぞ?」  そんな脅しをかけられる。 「そんな度胸もないくせによく言うぜ。それじゃ俺は帰るからな」  そう言い捨てて玄関に向かう。……俺は、本当にこれでよかったのか、問いかけても返事は来るわけでもない。
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