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第二次世界大戦での敗戦後、アメリカ・トルーマン大統領はローズヴェルトがかねてから計画していた「ラットキリング・プログラム」を実行に移す。
これにより日本帝国は世界未曾有の民族浄化を受けた。
特に最後の砦となった四国州では、アウシュヴィッツ・南京と共に世界三大虐殺と言われる戦闘が起き、日本政府はここに斃れた。
一方「北海道」では、ソ連軍が進駐しアメリカ軍の進撃を前に領土を確保。
北海道は虐殺の舞台にはならなかった。だがソ連支配を好まなかった北海道臨時政府は、日本民族の東亜移民計画を立案し北海道を脱出。だが彼らを乗せた八雲、こがね丸、鵜来、粟国の四隻は太平洋上で襲撃を受け海の藻屑と消えた。
ソ連崩壊後、露エリツィン大統領は北海道を手放す決定を下した。
このころ北海道の日本人の多くはアイヌ部族が殆どだった。圧政により各地で叛乱が発生し、その頃はコロイフキと名乗る男がアイヌ民族による近代国家建国を謳っておりそれが実現する形となった。
国王コロイフキ、最高議長河東タダシによる立憲君主制国家、「北加伊道」が出来上がった。
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