1話

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えーい仕方ない。 「じゃんけんで決めようじゃない。」 おじいさんはじゃんけんを提案した。 おじいさんがじゃんけんを提案したのは、 おばあさん相手ならじゃんけんは勝てると思ったからだ。 おばあさんはじゃんけんをするときに 必ずといっていいくらい始めにパーを出す。 そして、2回目にグー。3回目にパーを出すのだ。 「望むところよ。」 おばあさんが勝負にのってきた。 (きたーーーーーーーーー) おじいさんは心の中でも叫んだ。 「よし、じゃんけんに負けた方が洗濯にいく。ルールはこれでいいな。」 「3点だけ、ルールを加えさせてください!」 おばあさんは手を挙げて話した。 「よかろう聞いてあげよう。」 おじいさんは耳に手を当てた。 その顔は完全に相手をバカにしている。 非常に憎たらしい顔をしていた。
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