第1章

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A「なにこっちをじろじろ見てるのよ。着物姿に見惚れたの?」 ゲッ、バレてた!普段、ガサツで男みたいな格好してる分ギャップがあって、よけいに見ちゃってたんだよな…。 B「な、んなわけないだろ!男勝りなお前に誰が見惚れるかっての!」 A「必死な否定はむしろ怪しいんだけど~。まあ、別に好きなだけ見なさいよ。後でお代貰うから」 B「はあー?お金とんのかよ。それにお前の着物姿に興味なんてねえーから。…まあ、似合ってるとは思うが…」 これが俺の限界だ…。 A「ほんとに?!珍しく褒めてくれるとは。この格好した甲斐があったわ」 B「似合ってるってだけで別にかわいいとか思ってるわけじゃないからな」 A「それでも嬉しいからね」 あー、もうこいつわざとなのかと思えてきた…。絶対天然だと思うが。 まったく…、お正月までこいつに振り回されてるよ…俺。
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