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「一都、忘れたのかよ。イク時は、俺も一緒だろ? 一人でイこうとするんじゃねぇよ」
「んっ、あぁぁっ……コウ、コウッ!」
あともう少しで解放出来ていたものを、グッと握りこまれ、抑えられる。
すると、やり場のない熱が、一気におれの身体の中を駆け巡った。
「一都ッ」
「んっ……あぁっ……」
下肢の熱に集中してた所為か、気が付いた時にはシーツに顔を付けた状態になっていた。
つまり、コウがおれを俯けに押し倒し、その上から自分が覆いかぶさるという形になったのだ。
「一都……もっと足、開くだろ」
「はっ……んんっ……コウッ」
考える暇も無く、言われるままに足を開けば、コウの足で更に開かされる。
「最高にいやらしい格好だぜ、一都」
浴びせられる言葉に、反応なんて出来ない。
だからおれは、乱れた息を整えるフリして、コウのものが挿入される時を待っていた。
「ほら、分かるだろ? 一都のここに、俺の指が三本も入ってんの」
「うっ……コ、コウ……」
コウの指がおれの中でバラバラに動く。
それが時々、感じる部分に触れてくるから……たまらない刺激となる。
更に、さっき限界近くで止められて、まだ解放されていないおれは、自然とコウを誘う様に腰を揺らせてしまった。
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