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携帯の画面に映っていたのは…
金の斧と銀の斧をもった可愛いメイドさん姿の泉の女神様だった。
おもわず、あはははーと笑ってしまったよ。
「本当に可愛い。」
僕が声をだして誉めてあげると、窓の外からエヘヘヘへっと道路でのたうちまわる女神様。
その時、
キッキッキッキィーーーーーー!
「あっ危ない!!!」
車が急ブレーキをかけるが、
ガッシャーン!
凄い音が鳴り響いた……
僕はドタドタと慌てながら急いで家を飛び出した。
「女神様ァーーー!!!」
道路に出た僕がみたのは、金の斧と銀の斧で四等分にされた車の残骸。
「馬鹿!心配させるなよ!」
僕は安心した瞬間、少し怒って強く女神様を抱きしめていた。
「えっえっえっ♪」
耳まで真っ赤になりもっていた金の斧と銀の斧を落としてしまう女神様。僕は、
「貴女が落としたのは、この僕ですか?それとも幸せですか?」
困った顔をした女神様に
「正直者には両方与えます。」
そっと目を閉じて………
バッシーン!
「えっ!?」
頬がジーンとする。
「あやなかはなあたやーーー♪」
言葉にならない言葉を発しながら逃げた女神様。
ぽつーん………
四等分された車と金と銀の斧だけが虚しく残されていました。
茫然自失になり立ち尽くしていた僕は警察が現場にくると謝りまくっていました。 僕が警察署からでてくるとメールがきた。
「なんだよ…まったく……」
女神様がKISSを迫る写真と
「大好きよ♪」
なんだかんだいっても
「僕も大好きだよ。」
泉の女神様へ。
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