みーくんの誕生日ー3 <side 青山>

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「それに。後悔しても足らないくらいのお返しは、ちゃんと彼らに与えておくから。 君は心配しないで彼女を抱き締めて上げてなさい」 サラッと物騒な言葉を吐いて、部長の電話は切れた。 「何だ。部長も相当頭に来てるんじゃないか」 “穏やかな部長”と“鬼の課長” 一見そんなバランスで保っている我が部署だが。その実、怒らせてはならないのは、あの部長だ。 「そうだな。部長に任せていれば大丈夫だ」 俺には何ができる? しばらく考えて、宿泊先のホテルに電話をかけた。 今日は何の日だ?そして何のために彼女はここに来た。 優しい彼女は、自分のせいでこんな事になったときっと自分を責めるだろう。 彼女の厚意を無碍(ムゲ)にしてたまるもんかーーー
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