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彼女にそんな自分を悟られないように、務めて優しく声を掛ける。
「湖々海(ココミ)、もっとよく見せてくれ。こんなに可愛らしい君の姿が贈りものだなんて嬉しく思う」
座り込む彼女の、背中と膝の裏に手を回し抱え上げる。
「……変じゃない?」
首にきゅっとしがみついて、羞恥に潤んだ瞳で見上げてくる。
待ってくれ。そんなに可愛い仕草でこれ以上煽らないでくれ。
柔らかな膨らみの感触が直接的に感じられ、理性は切れる限界寸前。
「みーくん。わたしをもらってくれますか?」
「君は俺を悶え殺す気かっ」
ついに理性崩壊のトドメのひと言が、彼女の愛らしい口から紡がれてしまった。
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