みーくんの誕生日ー5 <side 青山>

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彼女にそんな自分を悟られないように、務めて優しく声を掛ける。 「湖々海(ココミ)、もっとよく見せてくれ。こんなに可愛らしい君の姿が贈りものだなんて嬉しく思う」 座り込む彼女の、背中と膝の裏に手を回し抱え上げる。 「……変じゃない?」 首にきゅっとしがみついて、羞恥に潤んだ瞳で見上げてくる。 待ってくれ。そんなに可愛い仕草でこれ以上煽らないでくれ。 柔らかな膨らみの感触が直接的に感じられ、理性は切れる限界寸前。 「みーくん。わたしをもらってくれますか?」 「君は俺を悶え殺す気かっ」 ついに理性崩壊のトドメのひと言が、彼女の愛らしい口から紡がれてしまった。
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