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「ヤッ、あっ、また。らめぇ……っ」
彼女の最奥を抉るように撞き上げると、恍惚の表情を浮かべ背中を弓なりにしならせた。
「達(イ)くたびに呂律が回らなくなってるぞ」
「やぁっ、言わないでぇ」
快楽に堕ちてゆく事への恥じらいと、それでも与えられる愉悦に悦ぶ身体を止められないのか。
涙を浮かべながら恥ずかしそうに首を横に振る。
「みーくん、みーくん。ギュッとしてぇ」
泣きながら手を伸ばし、幼い子供のように甘える彼女がたまらなく愛しい。
彼女の目尻の涙に、瞼に口付けを落とし。宥めるように何度もキスをする。
彼女をきつく抱き締めながら、枯れる事の無い愛情という名の情熱を。夜が明けるまで彼女に注ぎ続けたのだった。
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