第1章

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呼び止められて、振り返るとそこには中学の憧れの的がいた。 何か言葉を返そうと思ったものの、言葉が頭から出てこない。 それは向こうも同じようで、チラチラこっちを見ながら目をそらしてる。 そしてあることに気がついた。 ――名前、なんだったっけ？
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