第1章

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俺は混乱したままだった。 健斗はもう死んでて、でも目の前にいる。 「ごめん。俺まだ理解してないんだけど、もっと丁寧に教えてくれるか」 そう言うと健斗はふっと笑った。 「おんなじだ」 何が? 俺には健斗の言っている意味が分からなかった。 「俺は昨日、外で歩いていたら車にはねられて即死した。 なんでそうなったかというと、ショックを受けていたからさ。 知らなかったんだよ。 俺と悟が、異母兄弟だって」
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