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その夜、俺は部屋で泣いた。
あんなに泣いたのは人生で初めてだったかもしれない。
でも俺は健斗のことを胸に、大人になるって決めたんだ。
大学に入って、俺は必死に勉強した。
あいつの分も頑張るって決めたから。
母さんには何も言わなかった。けれど、俺が必死に勉強するのを少し心配そうに見ていたから何か感づいていたかもしれない。
そして、俺が大学を卒業する頃また、あいつにあったんだ。
あいつはまだ赤ん坊だったけど、俺にはあいつだってわかった。
俺に向ける笑顔が、全く同じだったから。
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