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「モリヤ トモせんせいと、ウエハラ リュウトせんせいです。きょう、みんなのせんせいをしてもらいます」 「「よろしくおねがいします」」 今日は職業トライアル。保育園についてびっくり。 守屋って、小動物だったんだ。 小動物って、守屋って言うんだ。 小動物が数学の谷崎と仲良いんだ……。 なぜだか、ムカつく。 守屋の茶色がかった短めの髪がサワサワ風に揺れる。 あの頭を見ると、無性に撫でたくなる。 二人、保育園児達に囲まれて、距離が近づいて、 気がつけば俺は小動物の頭を撫で撫で…… 「はい、トモ先生は一階の2歳児クラス、リュウト先生は二階の5歳児クラスね」 え? え? ええ? 一階と二階じゃあ、ずっと会えないじゃん。 頭撫で撫で妄想破れたり…。 「リュウト先生、行くよ。俺ナオヤ先生、よろしくね」 しかも、俺の先生男だし。
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