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これほどまでの強い信頼関係は、僕の人生において、未だかつてあっただろうか・・・
僕にとって真由子は、真の、親友であった。
そして、娘の真梨亜はというと、僕によくなつき、いつでも笑顔で迎えてくれたのであった。
ただ一つ、残念なことと言えば・・・・
真梨亜とは仲の良い友達には成れたが、未だ親子には成りきれていないという事だ。
ある時、真梨亜に言われたことが・・・
今も、胸を締め付ける。
「あたしはねぇ、ママが大好きなの。
だから・・・ママが大好きな祐太を、あたしも好きになろうと思うの。
友達として・・・でもね、あたしは、生まれてから今まで、パパなしで育ったの。
あたしには、パパはいないの。
あたしには、ママが全てなの。
だから・・・パパなら・・・いらない・・・・」
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