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今更、望むべき事では無いと思いつつも、日に日に可愛さを増し、情が募る自分自身を抑え切れずにいた。
しかし、真由子がそうである様に、僕にも再婚などという発想は、まったく無かった。
ただただ、親子の契りというか、親と子の絆というか・・・
目には見えない心の繋がり、安らぎが欲しかった。
あるいは・・・それは・・・
僕が、これから生きてゆく為の・・・
心の支えだったのかも知れない。
そんな想いから、僕は、人生のやり直しを決意した。
真梨亜に尊敬される、父親に成りたい・・・
そして、僕は、ハローワークへ通う事を日課とした。
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