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もちろん、僕には何の権限も力も無かった。
ただ、彼女との時間を少しでも長く共有したいと、浅はかな衝動に駆られてしまったのだ。
「分かりました。
実は、僕はこれから食事をしたいのですが、何処か近くで、美味しいレストランを教えてもらえませんか?良ろしかったら、一緒に食事をしましょう」
「オー!ヨロコンデ、ゴアンナイシマス」
僕は、クリスチーナに導かれるまま一緒に歩いた。
カルーゼル凱旋門の手前を右に曲がり、5分ほど歩いて行くと、ブラッスリー・デュ・ルーヴルというレストランが見えてきた。
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