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4
西の空一面に、
無数の雲がオレンジ色に浮かび、
放射状に広がるその光の中心は、
ブローニュの森の彼方へと、
ゆっくり、ゆっくりと、沈んでゆくのであった。
「シアワセ!」
と、急にクリスチーナが口走った。
僕は・・・
思わず、クリスチーナの唇を奪っていた。
クリスチーナは、嫌がる様子も無く、僕に身を任せた。
二人の恋心は、急速に高まっていったのである。
エッフェル塔を降りると、二人は、セーヌ川を渡り、シャイヨ宮へと向かった。
そして、シャイヨ宮を見学し、それからセーヌ川を遡って歩いた。
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