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これまで生きてきたコネクションを使えば・・・
再就職は至って簡単なことだったかも知れない。
しかし、そこには事件を知る人間関係が存在し、同情という力も働くことだろう。
僕は、その全てを記憶から消し去り、まったく違った新たな自分を発見したかったのだ。
年齢的には、無謀な選択ではあったが、男としての意地が僕を駆り立てた。
そして・・・
部屋では、インターネットで再就職の為の会社情報を日々検索していた。
新たな未来に向かい、穏やかに、ただ平和な時間だけが、流れてゆくかの様に思われた。
あの、魔界の扉が開くまでは・・・・
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