第1章 悪魔通信

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管理者が、YULAという名前だということは、分かったが・・・ 何故だか、ただの管理人というよりも、新興宗教の教祖の匂いがした。 僕は、妙な胸騒ぎを感じた。 すると、次の瞬間、金縛りにあったかの様な感覚に襲われた。 マウスを握る手が、微動だにしない。 体を動かそうとするが・・・ 椅子から立ち上がることも出来ない。 体の自由は利かないが、目は正常のようだった。 画面を見つめていると、YULAの文字がどんどん膨らんで大きくなっていった。 僕は、何事かと思い、息を呑んだ。 すると、次の瞬間、閃光が走った。 あまりの眩しさに、目がくらんでしまった。
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