第1章

9/14
前へ
/35ページ
次へ
「……………………」 意識も飛びそうな程、激しい快楽を私に与えてくれた彼は、よっぽど体力を消耗したのだろう 屍のようにベッドにうつ伏せたまま、眠りについてしまった。 全面ガラス張りの窓にもたれ、私はしけもくのタバコに火をつけた。 遠くに見えるスカイツリー、その上には早朝らしい爽快な青空が広がっている。 「…………起こした方が良いのかな?」 フゥッと煙を吐き出し、シーツが乱れるベッドに視線を戻して呟いた。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4895人が本棚に入れています
本棚に追加