人間について

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・戦争がない世界≠平和な世界  身の周りでよく聞く話、『戦争をなくそう』『あの悲劇を繰り返すな』『核廃絶』…。  戦争をなくそう?  悲劇を繰り返すな?  核廃絶?  ではなぜ核兵器を所持した国がいまだにあるのか?  なぜ、武器の生産をしているのか?  なぜ、軍隊を所持した国がたくさんあるのか?  言い訳はいつも決まっている。  『もしかしたら兵器を持った国が襲ってくるかもしれない。そんな時に丸腰で勝てるか?』  『戦争のための軍事力じゃない。平和を維持するための軍事力だ』  平和を維持するための軍事力?言ってることが無茶苦茶である。  戦争がない世界=平和な世界だというのなら皆で一斉に武器を兵器を放棄すればよい。あっという間に平和な世界の出来上がりだ。やろうと思えばすぐにでもできるだろう。  でも戦争はなくならない。兵器を捨てない。ミサイルを打ち上げる。  それが人間である。争うことはもはや本能。戦争をなくせだの争うなだの、そういったことを主張することそのものが間違っている。  争いがないに越したことはない。誰だって争いは避けたい。しかし、争いは起きてしまう。  争うことは仕方のないことであり、なくすことはできない。では、どんどん戦争しちゃってください、という考えは毛頭ない。要するところ、戦争や争いの後、どう折り合いをつけるか、ということではないだろうか。  些細な兄弟喧嘩、企業間の商戦、国家間の戦争。規模は違えど、結局は人間同士の喧嘩に過ぎない。  喧嘩の後に仲直りするように、戦争も互いにいがみ合うのではなく、終わって頭が冷えた両者がどういう解決策を見出すか。それについて考えていくことが平和な世界に近づくことだと思う。
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