プロローグ

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大きなクリスマスツリー。 部屋の明かりを反射してキラキラ光るオーナメント。 私はお気に入りのピンク色したお姫様みたいなドレスを着せてもらっていた。 絵里おばさんとママの作ったごちそうのいい香りごと思い出せる、あの日のこと。 「大きくなったら、僕と結婚してくれる?」 照れくさそうな笑顔でたかちゃんが私に訊ねる。 「うん!」 私は満面の笑みで大きく頷いて彼に抱きついた…。
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