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★空洞化する高校サッカー 2冠の東福岡に『J内定ゼロ』の理由
高校サッカー決勝(11日)は、優勝2回の東福岡(福岡)が、国学院久我山(東京A)を5―0で一蹴。
17年ぶり3度目の優勝を果たした。
『フィジカルで常に優位に立ってカウンター、サイド、中央突破と攻めのバリエーションが豊富だった東福岡が、細かいパス回しで何とか活路を見いだそうとした久我山を圧倒した』(サッカージャーナリスト・六川亨氏)
東福岡は昨夏のインターハイ覇者。
史上6校目の『夏冬2冠』を達成したわけだが、チームにJリーグ内定者はいない。
『Jリーグ下部組織のジュニアユース(中学生年代)からユース(高校生年代)に昇格できなかった選手が、全国の高校サッカー部に散らばっていく。
有能な選手はユースからJリーグに進んでいく――という傾向は、今後も続いていくでしょうね』(前出の六川氏)
もっともMF中村俊輔は横浜Mユースに、MF本田はG大阪ユースに昇格できず、それぞれ神奈川・桐光学園、石川・星稜に進んで卒業後にJリーグ入り。
活躍して日本代表の主軸となった。
『彼らは例外中の例外。たとえば13日に開幕するリオ五輪最終予選に臨む23歳以下の五輪代表23人は、高校サッカー出身者9人に対してユース出身者は14人。
レギュラー級選手もFW久保(京都)、MF南野(C大阪)、MF中島(東京V)、MF井手口(G大阪)、MF遠藤(湘南)などユース組の方が多い』(マスコミ関係者)
やはりユースに進んでこそなのである。
日刊ゲンダイ記事。
(2016/1/13)
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