第1章

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「少しの時間を与えよう。自分の足の赴くままに、この街を歩いてみなさい」  王は、王子に言いました。  王子はとても喜んで声を張り上げます。 「ありがとうございます、父上!」  後ろから多くの従者が見守っているとも知らずに、王子は好き勝手歩きます。  着々と、少し、と言われた時間が過ぎていきます。
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