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そんな時間も、もうそろそろ終わるのだろう、というとき。
街から少し離れ、森の入口というような景色が広がる場所で、人の住んでいない小屋を見つけます。
ていのいい物置にされていたそこで、王子は街に住む娘に出会いました。
聞けば、この小屋の所有者は娘の祖父。
いつ息を引き取ってもおかしくはないような状態で、見舞いにいくたびくり返されるうわごとを今日ようやく聞き取ることができて、それを叶えるためにきているとのこと。
もうこの世を去った祖母との思い出が詰まった日記帳に、書き足したいことがあるのだそう。
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