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ヒヤリ。
背筋が凍った。
夢じゃない。昨日の人だ。
ここわたしの部屋なのに、なんで……
「そんなに怖がらなくてもいいよ。
安っぽい身体には興味ないから。」
昨日と同じようにわたしの首に腕を回し、囁くように言った。
息をするのも忘れそうなぐらいの恐怖を感じる。
「お嬢さんの事、前から見てたんだ。知ってた?
……知らないよね。」
見てた??
やっぱりストーカーなの!?
「なぁんてね。俺、そんな気持ち悪い事しないから。」
は?
「今さ、お金ないんだよね。
だから……」
首にまわされてた腕の片方がお腹に回される。
ごつごつした感覚を感じる。
男の人だと改めて実感する。
男の人の話には耳もくれず逃げる事を考える。
しかし、それも長くは続かなかった。
「今日からここに
住まわせて?」
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