Lie～嘘～

衝撃

家まで後少し。そう、後少しなの。

なのに…………

「っ……」

さっきコンビニの前にいた人がわたしが住んでるマンションの玄関に座っていた。

なに………これ…。
なに、わたし……つけられてる…?

でも、後ろから足音しなかった…　

ってことは、ストーカー?

わたしが住んでるところ突き止めたってこと……??

どうしよう…どう、すれば………

頭が真っ白になって考えられない。
手も、足も、震えてる。

怖い、怖い、怖い…どうすればいいの…

そうこう考えていると座っていた人がピクリと動き、こっちを見た。

わたしは思わず目を閉じてしまった。

すると、その人はゆっくり立ち、わたしの方に歩いてくる。