恋と友情②

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「今はまだそうしか言えないんだから、しょうがないだろ」 そして大きな声でハッキリとそう言った。 それって……そういう意味だよね? これからもずっと一緒にいてもいいって事だよね? 感極まった私は、お父さん達の目の前にも関わらず悠史先輩に抱き付いてしまった。 「ちょ……ここはマズいだろ」 慌てる先輩が可愛らしくて、明るい声で大きく笑ってしまった。 「悠史先輩、大好き」 そんな大胆な告白も一緒に。 でも、先輩は不機嫌そうだ。 「先輩?」 「もう先輩じゃねーだろ」 「あっ……」 そうだ。私はもう高校生じゃない。 ふわっと火照る頬にお互い赤みを浮かばせながら、向き合った。 「悠史……さん、大好きです。これからもずっと隣にいてね」 今日一番の優しい笑顔のまま、彼は私の頭を優しく撫でてくれた。 end
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