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物騒な言い方に身体が震えあがって怖くなった。
だって簡単に想像できるから。部屋を覗いた私を本気で怒る泉先輩の姿が。
「あの、やっぱり何かします。先輩は何やってるんですか?」
ケーキの箱は部屋の中央にあったテーブルの上に置かせてもらった。
そして冷蔵庫から食材を次々と出している先輩の背中に声をかける。
「何って……腹減ってるだろ?食べさせてやるからおとなしく座って待ってろ」
「せ、先輩が料理をしてくれるんですか?!」
驚く私に機嫌を損ねたのか、とうとう後ろばっか向いていた先輩は私の方へと振り返った。
「お前な、さっきの俺の格好見てなかったのかよ」
「あっ……」
そうだ、泉先輩のさっきの服装はコックコート。しかもバイト先はイタリアンのお店でバイトの先輩は仕込みを手伝ったって事も言っていた。
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