保健室と先輩

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_____チクチクチク……っと、腹部に針が突き刺すような痛みが同じリズムで繰り返される。 あぁ……まただ。 慣れた痛みだけど、でも痛みに弱くて我慢できない私は保健室へと向かうために席を立つ。 今日は痛くなったのが休み時間でよかった。 授業中だと『まただよ』っいう意味が含まれた、クラスの人たちの痛い視線を受けながら教室を出る事になるから。 「繭ちゃん、大丈夫?またいつもの腹痛?」 「うん、ごめん……ちょっと保健室で休んでくるね」 私の前の席に座っていた、クラスの中で唯一の友達の瀬川 亜由美ちゃんの問いに答え、保健室へと向かう。 亜由美ちゃんはショートボブのサイドの髪と一緒に頬に手をつき、心配そうに私を見て溜息を吐いていた。
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