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そんな事を思っていると、またあの針を刺すような痛みがお腹の真ん中を襲ってくる。
「はぁ……痛い」
この腹痛もストレスの元である教室から少しの間離れ、気分が落ち着けば緩やかに治まってくる。
この事は高校の入学当初に担任と保険医に私からきちんと話してある。
だから、私の家庭環境や性格を分かってくれているおかげで、こうしてゆっくりと痛みを抑える事に専念できるんだ。
これがまたクラスの子たちからすれば贔屓されているように見えて面白くないんだろうけど。
「い、いたた……」
こんな考えになればなるほど、また痛みは増してきたみたい。
すぐに保健室のベッドに横になって無心になろう。
そうすればすぐによくなるはず。
_____あの人が来なければ……の話だけど。
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