オカモト家のカラフルな日々

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#85 カラフルな姉弟喧嘩 夜九時を過ぎた頃にママがワカナを起こして、病院へ行く事に。 モエナとケンサクはダイニングの椅子に座って、二人を見送ってた。 パパさんはまだ帰ってない。 「試験勉強遅くまでやって、寝不足だから風邪ひいたんだね…」 ケンサクはお風呂上りのジュースを飲みながら独り言の様に言う。 「優秀なお姉ちゃんでも、あれだけ受験勉強してるもんね…。私たちもっと勉強しないといけないかもよ」 ケンサクはジュースを飲み干して、 「僕は大丈夫だよ。モエ姉と違って頭良いし」 私とホーはその二人のやり取りをリビングで聞いてた。 笑っちゃうわね…。 この二人の話は…。 ホーがあくびをしながら言う。 モエナは呆れた顔して言う。 「小学生のガキが…笑っちゃうわね…。中学入ったらわかるわよ。まだ毛も生えてないくせに偉そうに…」 ケンサクはコップをシンクに置くと、振り返った。
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