第1章 最愛のひと

2/11
前へ
/31ページ
次へ
僕は、驚きのあまり言葉を失っていた。 それというのも・・・ 初対面の女性に年齢を聞くのは、失礼だと思い、今の今まで、クリスチーナの年齢を知らなかったのだ。 若いというのは、おおよそ見当は付いていたが、大人っぽいその容姿から、二十歳前後だろうと高をくくっていたのだ。 しかし・・・ 今更、年齢を知ったからといって、彼女への恋心を消し去ることなど出来はしなかった。 僕は、もう後戻りが出来ないほど・・・ クリスチーナの魅力に、心の底から、のめり込んでしまっていたのだ。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加