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2人が広場に着くとすでに集まっていた男たちが周りを取り囲んだ。流石に、ずっとここで屯しているわけにはいかないため、エルのお勧めの酒場へと移動した。途中で、颯壱との話し合いが終わったのかアッシュも参加し、和気藹々(あいあい)とした時間が流れたいった。そして、今では酔いつぶれて寝てしまっている者が約半数を切ったところでお開きになった。
元海賊1「ノエルさぁ~ん、きょーは~(ヒック)、あーがとーなあ~。」
元海賊2「おい、お前。酒くせーんだから、ノエルのあんちゃんに近づくんじゃねーよ!」
元海賊1「あ"-?(ヒック)うるへー、酔っ払いハゲがぁ。(ヒック)」
元海賊2「はあ。酔っ払いはテメーだろうが、こんのバカが。それに、俺はまだハゲてねーよ!!」
ノエル「フフフッ、2人は仲良しなんですね。」
元海賊2「あ~と、まあ悪くはねーな。何だかんだ長い付き合いだかんな~。なあ?」
元海賊1「Zzzzzz....(グガー)」
元海賊2「って寝てんのかよ!.....はあ、ったく、コイツは。あんちゃん、引き留めて悪かったな。今日は本当にありがとな。」
そう言って男は、寝ている男を起こし支えながら帰っていった。
ノエルは、その後続々と帰っていく元海賊達と話しては見送ることを繰り返していた。そして、リビアンとアッシュを除く海賊たちの見送りを終えても、ノエルはしばらくさっき話していた男たちが帰った方向を見ていた。
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