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ノエルは、そんな二人を微笑ましそうに見ているとエルが男の子の頭を撫でていた手を止め、ノエルの方へ体を向けた。
エル「おっと、忘れてた。カミュ、さっきお前が俺と間違えて抱き着いていたのがノエルだ。俺の友達だ。」
ノエル「こんばんは。ノエルです。よろしくね?」
エル「で、ノエル。こいつが、俺の弟のカミュだ。確か今は~.....5、いや6歳だったか。」
カミュ「.....。」
エル「ほら、お前も挨拶くらいしろよ。」
カミュ「....カムゥです。」
ノエル「(まだ、呂律が回らなくて言えてないね。)クスッ。改めてよろしく、カミュくん。」
ノエルが微笑むとエルの後ろに隠れていたカミュが頭だけを出し、ノエルを見つめた。
この後、流石にもう寝ないといけないと思ったエルとノエルはカミュを連れてそれぞれ就寝した。
翌日。
美味しそうな匂いが鼻をかすめるのを感じるとともに、何やら服を引っ張られている感じがしたノエルは、目を開けた。
ノエル「.....んぅ、朝か。ふわあぁぁ。」
ノエルは、上体を起こし伸びをした後、昨日のことを思い出し今いる場所を把握した。
?「....起きた。」
ノエル「わあっ!!え、カミュくん!?」
カミュ「!!?!」
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