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ノエル「あそこが入り口?」
エル「ああ。」
ノエル「ネパール王国ってどんな国なのかなぁ?」
エル「え?あー、さぁな。(……ここ、俺の勘違いじゃなかったら、ネパール王国と並んで位置するネオパル王国なんだがな。 )」
ノエル「?」
エルは、子供のように目を輝かせて弾んだ声で聞いてくるノエルに本当のことを言う気になれなかった。そんなエルに首をかしげるノエルだったが、それよりも好奇心が勝ったのかズンズンとお構いなしに歩き始めたのだった。
門の近くまで行くと門の警備兵と思われる男に声をかけられる。
門兵「ようこそ!!こちらにはどのような用件で?」
ノエル「ああ、俺たちはこの通り旅をしてましてね。」
門兵「なるほど!!そうでしたか。ここは、アンヴァ―帝国ほどの面積はありませんが活気があっていい国なので楽しめると思いますよ!」
ノエル「本当ですか!それは楽しみです。」
門兵「では、入国手続きをするので、この札を一撫でしてください。」
そういって、2人分の木札を渡された。ノエルとエルは、男に従ってそれぞれ木札を撫でた。すると、渡された時にはなかった模様が浮き出てきた。
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