第1章

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 巻き戻して、あの真っ暗な画面になった所で、再び再生させる。  不快な音は聞こえないように消音にした。  ただ、映像だけが進む。  真っ暗な画面。  それが数秒続くと、次に何かが青白く発光する。  細長く、ゆらめく光。  それが……。  ほんの僅かな隙間すらもあいていない繋ぎ目から……。  あれは何なんだっ? 「おいっ!」  ビクッ! 「確認は後にしろ。まずは、“捕獲”だ」  いつの間にか戻って来たチーム長に怒鳴られ、それ以上映像を見ることは出来なかった。  あの後、あの発光体はどうなった?  あんなもの、俺は今まで見た事が無い。  どうやって、調査艇の中に? 「ソンナニキニナルナラ……オマエモ。コンド、ツレテイッテヤルヨ」  いつまでも動こうとしない俺に向かって、抑揚のない声で話しかけてくるチーム長。  その目は。  その眼球には。  先程の青白く揺らめく細い発光体がウネウネと蠢き、小さく揺らめいていた。  
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