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こんな状態で焦っているのは俺だけで、チーム長も周りにいる同僚達も、微動だにせず、ただ画面を見つめているだけであった。
キーーーーーーーーーーーン!
突然鳴り響く、耳をつんざくような機械音。
「うわぁっ! なんだっ!」
頭の中を共鳴するような、その音を少しでも防ごうと、耳を押さえる。
しかし、相変わらずチーム長達は画面を見つめたまま、全く動かない。
この“不快な音”すらも気にならないかのように。
音が鳴りやむと、『ガガ……ガ……』という、通信機がノイズ音を発する。
探査艇に何が起きたんだと、心臓をバクバクさせて、船内からの通信を待つ。
ガサゴソとマイクを弄る音が聞こえた。
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