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更に強くなった刺激は、私から恥ずかしいという気持ちを完全に取り去った。
甘い吐息と矯声だけ。既に溶かされていた身体が、素直に反応する。
いつもの私は、すっかり影を潜めていた。
「うわ、ヤバイ……」
「……何が、ですか……?」
「色々と、ね」
息を乱しながらも、軽くキスをする。
「ごまかさないでくださいよ……」
磯崎さんの腕に包まれ、確かな幸せを感じながら。
けして叶うことのない願い事を心の中で唱え続けていた。
気持ちも繋がってくれますように……と。
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