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クリスマスを楽しめる人達が羨ましい。私なんて……。
ほとんど八つ当たりだ。良くないのはわかっていても、そういう思考になる。
止めたい、でも止められない。どうすればいいんだろうか……。
1階に到着し、とぼとぼと歩く。すると、
「良かった、まだいた!」
ドタドタと走る大きな音と、馴染みの声。そしてガッチリ身体を捕まえられる。
「悩める女子1名確保っ!」
「え、ちょっ……悠莉?」
その主は、私が更衣室を出た時には制服姿だった悠莉。
「はー、間に合った~……」
息が切れていて、肩で呼吸している。物凄いスピードで着替え、階段を使って追いかけてきたようだ。
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