23/26
前へ
/733ページ
次へ
 俵みたいなハンバーグを頬張る。溶け出てくる肉汁が堪らない。  マコちゃんもチキンステーキを美味そうに食べている。この店、当たりだ。  今後もN社の仕事の時はここで食べようかな、なんて考えながら。 「じゃ、さっきの続き。一応クリスマスイブまでだけど途中で限界きたらその時点でおしまいにしていい。極力頑張ってほしいけどね」  先程までしていた話を再開させた。そしてまた条件をつける。それは、 「……あ、そうだ。こちらからはスキンシップは取りません。マコちゃんから望まれない限りは」 「え……?」 「俺から手は出さないよ。健全っしょ? もし触ったら遠慮無く叩いていいから」  個人的には結構厳しいもの。 「……出来るんですか?」 「出来るよ。むしろ叩かれる方がヤバそう」
/733ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3637人が本棚に入れています
本棚に追加