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そこらのカップルみたいにイチャイチャしたい気持ちはあるけど。
「腕っぷし、強そうだもんね。パワーヒッター……だっけ? 筋肉で締まってた」
「あっ……」
逃げるマコちゃんを捕まえた時。二の腕、無駄な脂肪がほぼなかった。
現役時代の凄さが垣間見える。かなりの腕力がありそう。下手すりゃ、ねじ伏せられるのでは。
「それは言わないで下さい……」
「え、何で? 弛んでるよりいいじゃん」
アピールしながら言ったせいもあってか、本人はちょっと恥ずかしそうだ。
「……と、まぁ軽~く提案したけど基本的にマコちゃん有利になってる感じかな?」
「むぅ……」
「でも損はさせないよ。俺"彼女"は大事にするもん。どう?」
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