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これから会社に戻ってN社以外の仕事をしなければいけない。
残業は確定だ。その前にどこかで一服してからにしよう。
そう思ってコンビニを探そうとしたら、ポケットからスマホが着信を知らせた。
もう何かあったのかと再び気を引き締めスマホを取り出し画面を見た、が。
「……何だよ。あーもう」
気を引き締めるような相手ではなかった。リラックスして通話状態にした。
「もしもし、何?」
相手は10年以上付き合いがある、気を許せる友人の1人。
「……え、渡したいものがある? んー……わかった。明日ちょうどそっちの方へ営業行くからその時に」
用件だけ伝えてきて、即電話を終わらせた。
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