34/34
3629人が本棚に入れています
本棚に追加
/733ページ
 初めは軽いのを何度も。そして啄みながら徐々に深くしていき。 「んっ……」  唇の隙間から舌を口内に差し込む。  中をかき回したり、マコちゃんの舌と絡めたり。己の欲のままに弄ぶ。  しやすいように抱き抱えて、身体を密着させる。力が抜けているようで、都合がいい。  久しぶりのキスに夢中になっていた。    はっきりキスをしているという水音が辺りに響く。  その音に気付いた稀に通る人に見られたかもしれない。だけど、それでも構わなかった。  唇を思う存分貪っているうちに更なる欲がわく。  欲しい……唇だけじゃなく、この身体も……。
/733ページ

最初のコメントを投稿しよう!